仕事の型
見てもらう → 行動してもらう → 結果 / 78項目を1つの型で説明する
1. 仕事の型
マーケの仕事は、突き詰めると3つしかない。
2. 3段階の中身
見てもらう
問い:どうやって知らない人に届くかこちらの存在を知らない就活生に、見てもらう段階。
| 手段 | どう見てもらうか |
|---|---|
| SEO | 検索したときに記事が出る |
| 広告運用 | SNSのタイムラインに広告が出る |
| サービスHP | サービス名で検索したときにHPが出る |
| SNS運用 | 投稿がタイムラインに流れる(現在停止中) |
PV / UU / Imp — 何人に見てもらえたか
行動してもらう
問い:見た人に、次に何をしてもらうか見ただけでは何も起きない。次の行動をしてもらって初めて、こちらから接点が持てる。
クリック数 / LP到達 / LINE追加 / 個人情報登録数
いきなり「登録してください」では誰も登録しない。見た → 興味を持った → 詳しく読んだ → 登録したと、少しずつ行動が重くなる。だから途中で何人落ちたかを見る必要がある。
結果 = 目標
問い:行動の積み上げが目標に届いているか行動してもらった数が積み上がったものが、そのまま目標になる。
個人情報登録数
その先は DM が電話し、サービス利用につながる。マーケが責任を持つのは登録数まで。
登録数 +1 は、就活に困っている大学3・4年生が1人、自分に合う企業に出会う機会を得たということ。
3. 業務がどこに当たるか
研修資料に列挙した業務を、3段階のどこを担当しているかで並べ直す。業務の名前ではなく、役割で見る。
SEO 22項目
| 段階 | 該当する業務 |
|---|---|
| 見てもらう | キーワード調査 / 記事テーマの選定 / 記事構成案 / 年間・月間の記事計画 / 記事の執筆 / 編集・校正 / 画像・図版 / CMS入稿 / 外注ライター管理 / 既存記事のリライト / 検索順位チェック / インデックス監視 / 内部リンク整理 / 表示速度・技術改善 / 構造化データ・メタタグの管理 |
| 行動してもらう | 記事内の広告バナー作成 / バナーの配置・差し替え / 記事からLPへの導線設計 / LINE追加導線の設置 / 診断コンテンツの企画・制作 |
| 結果を見る | PV・UU・登録数の集計 / 数値レポート |
SEO 22項目のうち 15項目が「見てもらう」に集中している。記事を書く作業が大半で、「行動してもらう」は5項目しかない。
登録数が伸びないとき、記事をもっと書く(見てもらうを増やす)判断になりやすいが、薄いのは行動してもらう側かもしれない——という視点が、この並べ方で初めて見える。
広告運用 23項目
広告23項目は実態との照合が未了。やっていない項目が混ざっている可能性がある(研修資料の付録に記載)。
| 段階 | 該当する業務 |
|---|---|
| 見てもらう | 媒体ごとの予算配分 / ターゲティング設計 / キャンペーン構成の設計 / 訴求軸の設計 / 広告画像の作成 / 広告動画の作成 / 広告文の作成 / 広告アカウントへの入稿 / 配信面・配信設定の調整 / 入札・予算の日次調整 / 停止・再開の判断 |
| 行動してもらう | クリエイティブの差し替え・追加 / インスタントフォームの作成・編集 / 疲弊したクリエイティブの入れ替え / LP・インスタントフォームの改善 |
| 結果を見る | 計測タグ・ピクセルの設置 / コンバージョン計測の設定 / 計測が正しく動いているかの確認 / 媒体別・キャンペーン別の数値確認 / 消化金額・CPAの管理 / レポート作成・共有 |
| その他 | 媒体担当者とのやり取り / 請求処理 |
横断業務 19項目
横断業務は、3段階そのものではなく「型を回すための業務」にあたる。
| 役割 | 該当する業務 |
|---|---|
| 結果を見る | 全チャネル横断の数値集計 / 全体レポートの作成 / BI・ダッシュボードの更新・保守 / データ基盤の保守 |
| 次を決める | 月次・四半期の目標設定 / 施策の企画立案 / 予算管理 / メンバーへの指示・進捗確認 |
| 伝える | 部内定例MTG / 経営層への報告 / DM部門との連携 / 他部門とのやり取り |
| 体制を保つ | メンバー育成 / 採用面接 / 外注管理 / ツール管理 / 新システム構築 / 他部門依頼対応 / 突発対応 |
4. なぜこの順番か
| 型から入ると何が変わるか | |
|---|---|
| 覚える量 | 78項目 → 3段階+適用例 |
| 未知の業務 | 止まる → 型のどこかに置いて判断できる |
| 改善の起点 | どこを直すか分からない → どの段階が薄いかで分かる |
| Whyの書き方 | 業務ごとに個別に考える → 型の中の位置から自動的に決まる |
型があれば、各業務の Why は「型のどこを担当しているか」で決まる。
78個ぶん個別に考える必要がなくなる。
5. 資料をどう組み直すか
既存の研修資料は、この型が第4章のSEO説明の中に埋まっている。上位の型として出ていない。
6. 決めること
- 後任者に渡すのは「判断できる材料」(一覧ではない)
- 標準書の形式は What + Why + 急所 + 更新履歴
- 仕事の型=見てもらう / 行動してもらう / 結果 の3段階
第3節の割り当て(どの業務がどの段階か)はこちらの判断で振り分けたもの。特に次の2点は判断が分かれる。
- 広告の「入札・予算の日次調整」 — 見てもらう側に入れたが、行動してもらう側の調整でもある
- 広告の「計測タグ設置」 — 結果を見る側に入れたが、準備作業とも言える