第 二 回
第五章 — 第七章
冒 頭
今日の第六章が、この研修の中心になる。前回の内容は、この章を理解するための前提。
前回の宿題をすり合わせる(10分)。
第 五 章
チャネルに属さない横断業務を、どの頻度で回すか
第 五 章
数値を集計し、レポートとダッシュボードに落とし、そこで見えた状況をもとにメンバーへ指示を出す。
集計だけして指示を出さなければ意味がない。数字を見ずに指示を出せば根拠がない。
第 五 章
| 毎日 | 数値集計 / 全体レポート / BI更新 / メンバーへの指示 |
| 毎週 | 部内定例MTG / 経営層への報告 / DM部門との連携 / 他部門とのやり取り / 採用活動 週次は他者とのやり取りが中心 |
| 毎月 | 月次・四半期の目標設定 |
| 不定期 | データ基盤保守 / 育成 / 外注管理 / 施策企画 / 予算管理 / 依頼対応 / 突発対応 / ツール管理 / 新システム構築 |
発生タイミングを自分でコントロールできないから。他部門からの依頼は相手の都合で来る。予定に組み込めない。
第 六 章 — 最 も 重 要
前提がずれたまま進むと、以降のすべてがずれる
第 六 章 · 位 置 づ け
目的がずれると、因数分解も比較もPDCAも全部ずれる。
六 の 一 · 目 的
なんでそれをやるのか
達成したときに見えるゴールは何なのか
業務に入る前の最低条件。業務をするなら、この二つを考える。考えずに手を動かしている状態は、業務をしているとは言わない。
六 の 一 · 例
検索から就活生を集めるため。記事がないと検索に出ないので、集客の入口が作れない。
記事に来た就活生が広告をクリックし、LPで登録する。その個人情報にDMが電話し、サービスを利用してもらう。最終的にはその学生が入社を決めて、企業が成功報酬を払い、事業が続く。
記事を書くこと自体はゴールではない。記事は登録につながる入口で、登録は売上につながっている。
六 の 二 · 因 数 分 解
分解自体は自由にできる。ただし数字が取れない段階を置いても意味がない。
細かく分けるほど良いのではない。計測できるかどうかで決まる。
六 の 二 · 反 例
「記事を読んでいる途中でスクロールを止めた学生」
行動としては起きている。でも計測できない。段階として置くことはできるが、歩留まりが出せないので分析できない。
「細かく分けること」ではなく、
「どこが問題かを数字で特定すること」。
六 の 三 · 比 較
歩留まり = 次の段階の数 ÷ 前の段階の数。同じ集計単位でそろえる。
一番低い区間が、一番改善の余地がある場所になる。
六 の 三 · 比 較
横だけでは打った後の判定ができない。縦だけではどこに打つか決められない。
元データが間違っていても計算はできてしまう。比較する前に、元の数字が正しいかを確認する。
六 の 四 · P D C A
| Plan | 最も低い歩留まりを一つ選び、打てる改善策を洗い出し、原因仮説に最も合う一つを選ぶ |
| Do | 選んだ改善策を一つだけ実行する |
| Check | 改善前後で、その歩留まりと目標数字を比較する |
| Act | 改善していれば残す。していなければ別の仮説を試す。次に低い区間へ進む |
改善場所を固定しない。毎回同じ場所を直すのではない。
一度に一つだけ打つ。複数変えると、どれが効いたか判定できない。
六 の 四 · 確 認 の 二 層
集計は更新が必要なので、1日1回しか把握できない。そのタイミングで、日々のペースが目標に対してどうかを見る。
集計が更新されないので、数字では分からない。体感か通知で確認するしかない。異常を感じたら、その場で数字と歩留まりを見て問題を特定する。
日中に「数字が見られない時間帯」が必ずあることを前提に組み立てる。
六 の 四 · 事 例
固定の時間はない。この事例は半日だが、対象が変わればタイミングも変わる。
第 六 章 · ま と め
これが自分の担当業務に対してできれば、この研修の目的は達成される。
第 七 章
他部門とのやり取りで詰まらないようにする
七 の 一 · 学 生 側 の 段 階
| 組数 | 面談などの予定を組んだ数 |
| 済数 | 組んだうち、実施が済んだ数 |
| アテンド数 | 学生を企業へ案内・紹介した数 |
| 承諾数 | 内定を承諾した数 |
| 入社数 | 実際に入社した数 |
予定を組んでも実施されなければ済数にならない。この二つの間にも歩留まりがある。どの数字を目標に置くかで、分解する歩留まりも変わる。
七 の 二 · マ ー ケ の 数 値
| PV / UU | 表示回数 / 訪問者数 |
| Imp | 広告の表示回数 |
| 結果 | 媒体側のCV数 |
| 歩留まり | 次の段階 ÷ 前の段階 |
| CTR | クリック率 |
| CPA | 1件獲得あたりの費用 |
Friend Through Rate
= LINE友だち追加率
一般的な指標名ではない。CTRは社外でも通じるが、FTRは通じない。
社外では「LINEの友だち追加率」と言い換える。
その他: LP / インスタントフォーム / CMS / SERP / Search Console / BI / 診断コンテンツ — 詳細は配布資料
宿 題
| 5-1 | 毎日やること四項目とそのつながり |
| 5-2 | 「他部門からの依頼対応」が不定期な理由 |
| 6-1 | 自分の担当業務すべてについて、目的二問に答える |
| 6-2 | 計測できない段階を分解に入れるべきか |
| 6-3 | 横の比較と縦の比較は何を決めるために使うか |
| 6-4 | PDCAで一度に一つだけ打つ理由 |
| 7-1 7-2 | 組数と済数の違い / FTRを社外で使うとどうなるか |
自分の担当業務を全部並べて、なんでやるのか・達成したら何が見えるのかに答える。答えられない業務があれば、そこが最初に埋める箇所になる。
次 の ス テ ッ プ
各業務の具体的な手順 — この資料には入っていない。別途、業務手順書として作る。
未確定事項 — 配布資料の付録に一覧がある。分からないことが出たらそこを確認する。
実データ演習(6-5) — データが揃った時点で別途実施する。